小学校から考えたい!!①ルビ振り

2023年11月8日 16時10分

 季節外れの暑さから一転、今日はとても気温の低い朝となりました。

 本校でもインフルエンザが流行っています。みなさん、ご体調は大丈夫でしょうか?

 さて、本日は、「小学校から考えたい!!」と題して、進学や受験にも関わる工夫を

 お話しさせていただけたらと思います。

 みなさん、「読字障がい」という言葉を聞かれたことがありますか?

 トム・クルーズさんや黒柳徹子さんなど、有名人でも公にされている方が増え、今では

 めずらしくない、LDの中の1つの症状とされています。

 私も、小学校での経験が増えるにつれ、特別な障がいととらえるのではなく、「苦手」分野と

 捉えるようになってきました。

 結局は、何が目的か。例えば、音読のとき。音読の目的は声に出して読む「音読」なのです。

 ですから、読めない漢字には堂々とよみがなを振ればいいんです。

 だって、それで読めるようになるんだから!!

 今では、教科書に付いている資料の中にも、「ルビ付き教科書データ」が入っているのです!!

 ルビ付教科書

 

 こんな感じで。もし、必要性を感じる保護者の方がいらっしゃいましたら、ぜひ

 お問い合わせください。

 加えて、お家でご協力いただけるようであれば、どんどん

 よみがな、振ってあげてください!!

 少しの工夫で、「苦手」は解消できたり、楽になったりのです。

 今では、高校受験の際にも、こうした配慮をしてくださる(申請を受け付けてくださる)ように

 なっています。

 もっともっと、「特別支援」と呼ばれるものが理解され、「学習障がい」が「個々の苦手な分野」と

 理解され、さまざまな対応ができる場所が増えていくといいなと思います。

 同時に、正当に、真っ当な意見を考えを申し出る、という行動についても、子どもたちに知っていって

 ほしいと願います。

 申し出をする際、自分も、きちんとやっておくことはやっている、実績も努力もある。

 だからこそ、力を貸して欲しい。話を聞いて欲しい。

 そうして、真っ向からコミュニケーションを計っていける人に成長していってほしいと願います。