小学校から考えたい!! ③筆記用具の準備

2024年3月20日 13時27分

   

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 とあるすずらんタイムでの出来事です。

 何気なく子どもが開けた筆箱を見て、私は「すてき!!」と思ったことがあります。

 それは、まさに「シンプルイズベスト!!」な、このふでばこの中身です!

 削られた鉛筆、授業時数分の鉛筆、よく消える消しゴム。赤鉛筆と、ひっくりかえした

 フタのお部屋にはものさし。(時には、ここに、ヒントカード的なものを入れることも……。)

 低学年の間から、この整理整とんと準備ができていれば、それだけで学習がスムーズに

 始められるように思います。

 ですが、意外と、この整理整とんが苦手な児童が多いのが、現実であり、本校の課題でも

 あると思います。

 きっと、「今さらですか~??」と思われる方もおいでると思うのですが、こうした学習習慣が

 学習に取り掛かる際のスムーズさや落ち着きにつながるのではないでしょうか??

 ぜひ、今一度、ふでばこの形状や中身、鉛筆等のチェックを行ってみてください!

 新学期からの学習が、より取り掛かりやすくなるための、ひと工夫紹介でした!!(^0^)

気持ちを落ち着けたい! 発散させたい!!

2023年12月1日 22時19分

 久万っ子通級利用や遊びに来たことのある子どもたちから、最も人気の遊び道具は……!!

 ずばり、「サンドバッグ」です!!

 モヤモヤが溜まった時、ぶつけたいけどぶつけられない気持ちが溜まった時。

 無性に身体を動かしたいとき。

 このサンドバッグ5兄弟が、とっても活躍をしてくれます。

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 慢性的なストレスは脳内のドーパミン分泌量を低下させるそうなのですが、運動でそれを回復させることができる

 といった効果があるそうです。

 今後も活躍の期待されるサンドバッグ5兄弟、気になる方は、ぜひすずらんをのぞきにいらしてください。(^0^)

 

小学校から考えたい!!①ルビ振り

2023年11月8日 16時10分

 季節外れの暑さから一転、今日はとても気温の低い朝となりました。

 本校でもインフルエンザが流行っています。みなさん、ご体調は大丈夫でしょうか?

 さて、本日は、「小学校から考えたい!!」と題して、進学や受験にも関わる工夫を

 お話しさせていただけたらと思います。

 みなさん、「読字障がい」という言葉を聞かれたことがありますか?

 トム・クルーズさんや黒柳徹子さんなど、有名人でも公にされている方が増え、今では

 めずらしくない、LDの中の1つの症状とされています。

 私も、小学校での経験が増えるにつれ、特別な障がいととらえるのではなく、「苦手」分野と

 捉えるようになってきました。

 結局は、何が目的か。例えば、音読のとき。音読の目的は声に出して読む「音読」なのです。

 ですから、読めない漢字には堂々とよみがなを振ればいいんです。

 だって、それで読めるようになるんだから!!

 今では、教科書に付いている資料の中にも、「ルビ付き教科書データ」が入っているのです!!

 ルビ付教科書

 

 こんな感じで。もし、必要性を感じる保護者の方がいらっしゃいましたら、ぜひ

 お問い合わせください。

 加えて、お家でご協力いただけるようであれば、どんどん

 よみがな、振ってあげてください!!

 少しの工夫で、「苦手」は解消できたり、楽になったりのです。

 今では、高校受験の際にも、こうした配慮をしてくださる(申請を受け付けてくださる)ように

 なっています。

 もっともっと、「特別支援」と呼ばれるものが理解され、「学習障がい」が「個々の苦手な分野」と

 理解され、さまざまな対応ができる場所が増えていくといいなと思います。

 同時に、正当に、真っ当な意見を考えを申し出る、という行動についても、子どもたちに知っていって

 ほしいと願います。

 申し出をする際、自分も、きちんとやっておくことはやっている、実績も努力もある。

 だからこそ、力を貸して欲しい。話を聞いて欲しい。

 そうして、真っ向からコミュニケーションを計っていける人に成長していってほしいと願います。

ローマ字カード

2023年10月23日 18時08分

 3年生の関門、ローマ字!!

 このローマ字、後のパソコン入力(タイピング)にダイレクトにつながってくる、大事な学習です。

 しかし、外国語学習が始まっている現在、「ローマ字」「アルファベット」といった言葉を含め、

 みんな、とっても混乱するところのようで…。しかも、拗音・促音・長音など、表記の際にはまた

 決まったルールが出てくる、なかなか難しい内容です。

 そこで、すずらんで取り入れているのが「ローマ字カード」です。

 書くのが苦手なお子さんや文字が苦手なお子さんもいますが、この「カード」という状態にすることにより、

 不思議と「楽しい」「おもしろい」「ゲームみたい」「手作業が入るから、飽きない!」といった利点があります。

 「書くのは苦手でも、組み立てはできる」となれば、もう、次にタイピングに移ってもいいわけです。

 苦手分野の負担を少しでも減らして、少しでも楽しいを増やして、それが学習内容の定着につながれば言うことナシ!!

 お家でも練習したり、話題にしてもらったりしていることを聞くと、私もうれしくなります。(^0^)

 3年生以上のみなさんで、ローマ字苦手なみなさんは、ぜひ試してみてください!!

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単語と助詞のパズルで作文!

2023年10月23日 17時33分

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 久しぶりの投稿になってしまい、申し訳ありません。

 今回は、楽しく短作文をするための学習方法を紹介させていただきます。

 まず、主語になる単語と助詞。次に、動詞となる単語。加えて、修飾語となる単語とふさわしい助詞。

 これらをバラバラにして、組み立てる「作文パズル」のようにして文を作ります。

 お父さんやお母さん世代のみなさんが小学生だったころ、「いつ・どこで・だれが・何して・どうなった」を

 シャッフルして遊ぶ作文遊びが流行ったのを覚えていらっしゃる方がおいでるかもしれません。

 ずばり、アレです!! 単語や助詞が入れ替わると、なんとも言えない違和感が・・・!!

 あの「違和感」に気付かせることが、分かりやすい文を書くのに近道になります。

 作文が苦手なお子さんは、今、増えているように思います。

 ぜひ、お家でも遊びがてら、作文パズルをしてみてください!(^-^)

 

思いや考えを伝える工夫・言葉の意味を伝える工夫

2023年6月20日 20時11分

 梅雨の晴れ間の続く毎日です!

 さて、今日は、「言葉の説明をするとき、どうすればいいの??」というときの

解決策について、一つご提案です!!

 それはズバリ!! 「絵を描くこと」「図解すること」です!!

  

 上の写真は、正しい言葉を探して、正しく伝わる短文を作ろう、という問題の

添削の際にかいたものです。子供たちは、まだまだ成長過程で、ある言葉を説明するために

別の言葉を探しても、結局その言葉の意味が伝わらず…うまくいかない!!なんてこと、

よくあります。(^-^;)

 ならば、どうするか。そこで、「イラスト」を活用します!!

 

 これが高学年になっていくと、思考ツール(シンキングツール)などの活用も取り入れて

いけるかと思います。(^-^)

 頭の中を整理するのには、言葉を表出することが大事です。しかし、その言葉の幅は、

個々によって違います。どんな形であれ、言葉を知って語彙を増やすこと、正しく言葉の意味を

理解すること、思いや考えを表出する手段を知っておくことは、とっても大事なことです。

 「工夫の引き出し」をたくさん持てるよう、工夫の種まきができるといいなと思います!

昔は大嫌いだった……

2023年6月12日 19時41分

雨の季節。田植えも終わり、生き物が潤う季節ですね。

 

さて。各学年の図画工作科では、「ポスター製作」が始まっています。

絵を描く授業をするとき、私はいつも、小学4年生のときの担任の先生を思い出します。

しばらく、思い出話にお付き合い下さい。(笑)

 

小学生時代、私は絵を描くのが大嫌いでした。どんなに頑張っても、いつも入賞は決まった子だし、選ばれたこともなく、通信簿もど真ん中でした。

4年生のときは、近くのお寺に絵を描きに行ったのですが、当然、納得のいく絵にはなりませんでした。そこで、強硬手段に出た私。

夜、そのお寺にもう1枚絵を描きに行き、翌日先生に「昨日の絵と交換して下さい。」と無茶なわがままを言いました。

きっと、先生は困ったと思います。ですが、さすが、先生。前日に提出していて、もう塗りかけている絵を持ってきて、

「◯◯ちゃんは、この絵の何が嫌なん?どこが嫌いなん?」と。そして「先生はステキやと思うけどなぁ。じゃあ、もっとステキになる方法、教えたげる。やっとうみ~(^-^)」そう言って、背の高い灯籠に、白い絵の具で光が当たる様子を描いてくれたのです。

その光の筋が入った絵を見て、私は「すごい!!きれい!!あたしもそれ、やりたい!!」と!!

見よう見まねで、あちこちに光の筋を入れた(笑)のを覚えています。

結局、その絵は銅賞になりました。でも、これ、絵がうまく描けたということより、最後までやり切った私への、先生からのご褒美だったのではと、思っています。

 

ほんのちょっと。ちょっとのことで、子供の気持ちは変化します。

そのたくさんの変化の一つ、「自信をつける」ということは、やっぱり、自分でやり遂げた、できた、認められた、できて嬉しい、という経験なしには難しいのではと感じます。

そして、「できた!」「わかった!」「やりきった!」を味わわせるには、「手を出しすぎず、一緒にすること」

「具体的にできるように、伝え続ける、教え続ける」ことなんじゃないかと思います。

 

そこで、図工嫌いだった私は、「あったらいいな、こんなもの」を作ってみました。

 

色の塗り方って、口で、言葉で伝えるより、現物を見せて実演した方が、よっぽど伝わります。百聞は一見にしかず、です!!

そして、山本五十六のあの名言「やってみせ 言って聞かせて させてみて 誉めてやらねば 人は動かじ」。その通りです、五十六さん!!(笑)

これを見た絵の苦手な子供が、「えー!!そんなんできるん!?やってみたーい!!」となれば、バンザイです!!

さて、その「やりたーい!!」を引き出せるか!? 期待しすぎず、期待しています!!(笑)(^0^)

小さなことですが……。

2023年6月2日 14時35分

 今日は、学校が臨時休業になりました。

 朝はどうなることかと思いましたが、無事に雨も収まり、一安心です。

 さて、今日は、先日、6年生の授業に入らせていただいたときに感じたことです。

 「ユニバーサルデザイン」という言葉がよく聞かれるようになって、もうしばらく経ちますが、

 そのころから、教室の前側(黒板側)には、基本的に掲示物を貼らない、といったことが

 当たり前になりました。視界にいろいろな掲示物が入ると、集中しにくい、といった考えのもと、

 こうした取組がなされるようになりました。

 この、いわゆる「シンプル・イズ・ベスト」な考え方は、学習面のいろいろなところに生かされる

 ものだと、考えます。

 例えば、机上の準備です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 学習の際、机に置いておくのは、基本的に4点セット(鉛筆、赤鉛筆or赤ペン、消しゴム、ものさし)です。

 学習に必要なものだけ、使いやすい場所に準備します。

 また、整然としたノートにするため、日付欄をつくる、ものさしを使って線を引く、日付やページを書く、

 プリントはノートからはみ出さないように貼る……などに気を付けたいと思っています。

 細かいなぁ、めんどくさいなぁ、と感じる子どもがいるかもしれません。

 しかし、「シンプル」と少しの「こまやかさ」に気を付けるだけで、学習に向かう気持ちも整うように思います。

 また、筆箱の中の鉛筆を削る、5~6本は持っておく、消しやすい消しゴムを使うなど、物理的に学習中のストレスを

 減らす工夫も、いくつもあります。

 「小さなこと」に「気が付く」ことで、学習に向かう姿勢を整えていけるよう、声掛けを続けていきたいと思います。

 

ローマ字打ちを習得したい!!

2023年5月19日 17時39分

 こんにちは。

 今回は、ローマ字打ちについてのひと工夫を紹介します!!

 

 ローマ字打ちは、これから先、仕事などをする上でも、身に付けて

 おきたい技術の一つです。

 中学校までには、身に付けておきましょう、

 と、近頃では言われています。

 そこで、ローマ字打ちが苦手な人のためへのひと工夫。

 母音と子音、清音と濁音といったルールを決めて、カラーシールを

 活用します!!慣れて覚えたら、シールをはがします。

 これだけで、負担が軽減できますし、これなら低学年から練習が可能に

 なります!(^0^)

 継続は力なり!!のタイプ練習です。ぜひ、苦手な方は、取り入れてみて下さい!

便利グッズ紹介「イヤーマフ編」

2023年5月2日 18時44分

 突然ですが、みなさん!! 

 「苦手なこと」「苦手なもの」って、ありませんか?

 きっと、みんな、1つくらいはあるのではないでしょうか?

 その「苦手」と、真っ向勝負するのって、かなりのストレスですよね。

 そこで、その苦手を少しでも楽にできるようにする、「便利グッズ」を使ってみてはいかがでしょうか?

 本日紹介するのは、「イヤーマフ」と呼ばれるものです!

 苦手な音の聞こえ方を和らげてくれるもので、これがかなり、便利なグッズなのです!!

 合わせて、写真のように「イヤーマフの取説」も作っておくと、便利です。(^-^)

 

 誰にでも、苦手なことや苦手なものはあって当たり前。

 ちょっとの工夫で生活しやすくなるなら、取り入れてみませんか?

 お料理に使うピーラーや水切りスピナーのように!!出汁パックのように!!

 便利グッズを使うことは、「特別」なことではありません。(^-^)

 「当たり前」の「ひと工夫」なのです♪